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150年前からやってきた先生?!昔の暮らし(社会)×キャリア教育

3学期、真弓小学校と鹿ノ台小学校の3年生に社会「昔の暮らし」の授業を行いました。
昔をイメージしてもらいやすいように、袴を着て登場!

一般の女子が袴をはくようになったのは1871年(明治4年)からのことで、女学校の教師が最初といわれています。

子どもたちは教室に入ってくるなり「着物だ!!カッコいい!!」と興味津々。
「昔の小学校の女の先生は袴だったんだよ」と伝えると「なんで着物じゃなくて袴なの?」「いつから今の服になったの?」と子どもたちから質問がどんどん飛んできました。

「なんでだろうね?気になるよね!じゃ、今日は昔の生活を推理していこう!」と授業をスタート!

まずは推理の練習。
洗濯乾燥機の中に入っている昔の道具は何??
なぜ、洗濯乾燥機が発明されたのかな?
チームで話し合って、発表。
そして、本番。

みんなが持っているタブレットの中に入っている昔の道具や機械は何??

子どもたちはチームになって推理をしていきます。
「地図も入ってるんじゃない?」「写真も撮影できるからカメラも入っているよ!」
「辞書や本、教科書も読めるよね」「ゲームもできる」

チームでの推理結果を発表後、この数十年で色んな道具や機械がタブレットの中に入っていく様子を紹介。

「すごい!!!!」「どんどん机の上のものが少なくなっていく!!!」とざわめきます。

そして、昔の道具を出し、子どもたちに自由に触ってもらいました。

昔の漫画、レコード、電話、カセット、ゲーム機、ガラケーなど
昔のタイプライターを珍しそうに触る子どもたち
「カメラ、すごく重い。。。」と肩に担いで持ってみる子もいました。

なぜ、タブレットが発明されたのかな?

触って、持って、叩いてみてわかることがあります。

「全部持ち歩くのは重くて不可能」「ランドセルに全部は入らない。お家に置く場所もない」「全部買うと高くなる」「壊れたら、色んな修理の人が必要になる。」「操作が難しくて、子どもが使いにくい」などなどたくさんの意見が出てきました。

道具や機械を通して、過去と今の暮らしが繋がりました。
次は未来と繋げます。

新しい発明は人々の暮らしの中にある「困った」から生まれます。
子どもたちは自分、友達、家族など色んな人の生活を振り返り、困ったことをピックアップしていきました。

課題を一つに決めたら、次はアイデア出しです。
どんな道具や機械ができたら、みんなの身近にある課題を解決できるんだろう?
チームで「こうしたらいいんじゃない?」「これとあれを一緒にしたら新しいものできるかも!」と発想を膨らませていきました。

最後に、アイデアをみんなで共有。
「みんなの周りには発明品のヒントがたくさん!!昔の生活から学べること、今の生活から学べること、不便から学べることがたくさんあります。『なんで?』『どうして?』『どうしたらいいかな?』を考える習慣をつけよう!毎日の授業も、登下校で見える景色も面白くなってきます!」と締めくくりました。

授業後の子どもたちの感想では
・授業が終わっても、発明できるように考え続けます。絶対、何か発明する。
・聞いたことはあったけど、黒電話をさわったのは初めでておもしろかったです。
・昔のマンガは安い。今もそのくらいならよいのに。
・タイプライターは間違ったら終わりだから、昔の人は緊張したと思う。
などなど、面白い気づきをたくさん書いてくれました。

みんなにも読んでほしいですか?

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