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学校司書さんが行く春の遠足!ー近畿大学附属小学校の図書室編ー

去年の12月、学校司書の山本さんにインタビューした際に「他の学校の図書室に行って勉強したい!」とおっしゃっていたので、教育指導課で企画をしました。

学校司書さんの春の遠足!

3月27日、11人の学校司書さんが菖蒲池駅に集合し、近畿大学附属小学校(以下、近小)の図書室にお邪魔しました。

玄関の靴箱の真ん前にある図書室。
子どもたちが入りやすく借りやすいように図書室の場所にはこだわったとのこと。

始めに、近小の学校司書さんから普段のお仕事についてお話をいただき、次に国語部の先生から授業と読書活動との接続について、具体的な取組をお話しいただきました。

学校司書さんのメモをとるスピードがすごい。
開始15分でノートがいっぱい。

取組紹介の中で、iPadを使って子どもたちが自分の好きな本を紹介する動画を作る「ブックトレーラー」という活動をご紹介いただきました。動画作りをキッカケに何度も本を読み込み、自分が作った動画をみて友達が紹介した本に興味を持ってくれるのが嬉しくて、また本を読みたくなる好循環が生まれているとのこと。

今回は生駒市の学校司書さんたちも「ブックトレーラー作り」を体験することに!

まず、図書室から好きな絵本を選びます。

その間も、近小の学校司書さんにたくさん質問をしていました。
「子どもたちがどんな本が好きなのかを知りたい!教えてください!」と学校司書としての想いを共有しつつ、図書室作りについて語り合っていました。

本を選んで、いざ、ブックトレーラー作りスタート!
近小の先生に教えてもらいながら、真剣に選んだ本の紹介動画を作成していきます。

いよいよ、作った動画を上映。
拍手や笑いが起こります。


近小の教育研究部長から
「本の紹介動画を自分で作ることで、さらっと本を読むのではなく、子どもたちは何回も深く読みます。そういう活動を読書に取り込んでいくと面白いし、読書を楽しめるようになるので、子どもたちが主体的に取り組むようになります。」
とブックトレーラーの効果をお話しいただきました。

その後、コミュニティセンターで生駒市の学校司書さんたちと今日の気付きや今後に活かせそうなことを共有しました。

「本の分類の仕方が1番印象に残った。細かく分類されているからわかりやすかった!」
「本棚の高い位置の活用は参考になった!」
「学校の中の図書室の位置はやっぱり大切!」
「図書委員に一角を任せるのは面白い!」
「図書室を授業にどう絡ませるか。次は中学校の事例を知りたい!」
などなど時間をオーバーするほど意見が出ました。

学校司書さんの子どもたちに対する熱い想いをヒシヒシと感じました。

図書室は子どもたちにとって新たな自分と出会う場であり、安らぐ空間であり、未来を考える時間を提供する場所です。
その大切な場を作る学校司書さんにとっても、図書室が新しい自分を知り、安らぎ、未来を考える時間になるような環境作りを一緒に考えていきたいと思います。

今回、快く受け入れてくださった近小の皆さん、本当に本当にありがとうございました!

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