あの「にしょロボくん」がついに!動いて、光って、話しかけてくれるリアルロボットになった!!
大谷翔平選手からのグローブをお披露目した日、生駒南第二小学校ではもう一つ、子どもたちが歓喜するお披露目があった。
それがリアル「にしょロボくん」である。
「にしょロボくん」とは2021年度から生駒南第二小学校で取り組んでいるプロジェクトで、1年生から6年生までが縦割りのチームになり、地域のお店、団体、ボランティアの方とタッグを組んで魅力を収集し、それをタブレットでデータ化し、誰でも検索できるアプリにしている。そのアプリの名前が「にしょロボくん」である。
当初は奈良先端科学技術大学院大学と市民団体CODE for IKOMAと生駒南第二小学校と教育委員会がタッグを組み、スタートを切ったプロジェクトだったが、3年間で多くの人に協力していただき、取組が全国で表彰され、論文になり、「にしょロボくん」は瞬く間に生駒南第二小学校の顔になった。
顔になった「にしょロボくん」はどんどん進化する。
今年は、宝塚大学の光のアートプロジェクトで「にしょロボくん」が映像で動くことになり、子どもたちが「にしょロボくん」の動きやしゃべる内容などを大学の先生たちと考えた。
動かなかった、しゃべらなかった「にしょロボくん」が2Dで動きはじめた。
そして今回、奈良工業高等専門学校の学生がリアルロボットを作ってくれた。
ついに3Dロボットになった!
なんと、光って、しゃべって、動く。
近くを通ると「今日は何を勉強したの?」と話しかけてくれる。
ものすごく可愛い。もんのすごく可愛い。
プロジェクト開始当初、子どもたちがイメージを持ちやすいように行政職員が100円ショップの材料で作った(その後、足が弱すぎて教頭先生がしっかりした足にしてくれた)「にしょロボくん」もまだ玄関に置いてあるが、そっくりである。奈良工業高等専門学校の学生たち、すごい!
あの時は何も地域の事を知らなくて、まともに立てないヨチヨチ歩きだった「にしょロボくん」が、今や地域のことを誰よりも知っていて、自分から話しかけられる子に成長した。
なんとも感慨深い。
学校は子どもとともにプロジェクトも育つ場所なのだ。