森岡先生の「子どもたち以上に自分が楽しむ」ための3つのコツ
<書き手 キャリア教育プランナー尾崎>
私が森岡先生と出会ったのは約1年半前。
第一印象から、その明るさに圧倒された。
裏表がなく、まっすぐに気持ちを伝えてくる姿勢にものの1時間で私は森岡先生のファンになっていた。
「絶対に思っていること。それは子どもたち以上に私が楽しむこと!」
森岡先生のゆるぎないポリシーは「子どもたち以上に私が楽しむこと!」
子どもたちは楽しむ天才だ。
そんな子どもたちより楽しむとはどういうことだろう?
森岡先生との対談で私は「楽しむコツ」を探りに行くことにした。
「失敗しても必ず周りが助けてくれる、フォローしてくれる。」
今まで、キャリア教育やバリアフリーをテーマにチャレンジングな授業を一緒に取り組んできた。
今年度も情報モラル、平和教育への取組をすでに進めている。どちらも新しい試みになる。
新しいことを実践するのは誰だって不安だ。
それなのに、なぜこんなに森岡先生はいつも楽しそうなのだろうか。
楽しむコツの1つは「失敗を恐れないこと」
つまり、周りに頼り、助けてもらって良いのだと思えること。
「遊びの中で関係を築く。とにかく子どもたちの中に入りたい!」
休み時間はとにかく子どもたちとおしゃべりをしたり、一緒に遊んでいるという。
楽しむコツの2つ目は「子どもたちの世界に入り込むこと」
「子ども目線に立つ」と言うのは簡単だけど、実践するのはとても大変。ましてや30人以上の子どもたちをまとめる先生という立場でありながら、一人ひとりの子どもたちの目線に立つことは至難の業ではないかと思う。
しかし、森岡先生は毎日欠かさず、子どもたちの世界に入り込む。
片足を入れるとか、見守るではなく、誰よりも楽しみながら、どっぷり頭の先まで入り込んでいる。
どんな素敵な先生にも負けたくない!だから、ずっと観察してる。
小学校1年生の時から先生になろうと決めていた。先生という仕事が大好きで、この仕事を辞めたいと思ったことは一度もないという。
森岡先生に「もっと時間があったら、どんなことをしたいですか?」と聞いてみた。
楽しむコツの3つ目は「常に周囲から学ぶ姿勢」
「まだまだ、もっともっと授業を楽しくできる!」と、常に良い教材や方法を探し続けている。
森岡先生が楽しめるのは、学校や周りの先生を、子どもたちを、そして自分を信じているからだ。
森岡先生は学校や周りの先生が必ず助けてくれると信じてる。
子どもたちの世界に入り込めば、関係が築けると信じている。
自分はもっともっと素敵な授業ができると信じている。
そこに全くブレがない。
ブレがないから、思い切って走ることができる。
思い切って走ることができるから、子どものように楽しむことができるのだ。
森岡先生の頭の中、心の中が少しだけ理解できた気がする。
やっぱりとってもまっすぐで熱くて優しくて素敵な先生だ。
ありがとうございました!