「子どもたちが持つ多様な個性を応援したい」(株)Yogiboへのインタビュー
のびのびほっとルームを開校して約4か月。
今やルームで大人気のYogibo。
子どもたちは飛び込んだり、寝転んだり、座って本を読んだり、自由に遊んでいます。
支援員の大塚さんも
「子どもたちはYogiboに座る以外にも、Yogiboを並べて、その上を跳び回る遊びが好きです。また、Yogiboの上に寝て、その上にYogiboを乗せてもらって、その上にお友だちに乗ってもらうのも好きです。私もやってみたら、全然痛くないどころかギュッと包まれている感じがして気持ち良いです。癒されます。
また、保護者が部屋に入って来られた時にYogiboの話題になることが多く、自然と座るようにお誘いする流れになります。初対面から座る方は少ないものの、Yogiboに座ってお話できると距離感が縮まり、安心して色々なことをご相談していただけているように思います。
集団遊びになかなか入れないお子さんのために部屋の一角にパーテーションで区切ったスペースを作りました。Yogiboを置いておくとスムーズに入ることができ、いつのまにかもう一人、横に座りに行って二人でゲームしながらおしゃべりしていました。」
とおっしゃっています。
子ども、保護者、支援員にも効果を発揮しているYogibo。
今回、Yogiboの方に寄付をしていただいた背景にある想いをお聞きしてきました。
Q:なぜ、今回のびのびほっとルームに寄付をしてくださったのですか?
弊社は「ストレスのない社会を実現する」を理念に掲げて活動をしています。コロナになり、学校にいきにくくなる子どもが多くなり、不登校の人数が増えていると知ったタイミングで、生駒市がのびのびほっとルームを開室するというお話を聞きました。我々としても、企業の理念として「ストレスのない社会を実現する」と謳っているので、ブランドとしてお力になれることがあるのであればぜひ貢献させて頂きたい、と思いました。
子どもたちは未来を背負う人たち。
多様性が大切にされる時代において、子どもたちが一番多様な個性を持っています。そんな子どもたちの個性をブランドとして応援したいという気持ちがありました。
Q:実際にのびのびほっとルームで子どもたちがYogiboを色々な使い方をしているのを知って、どう感じますか?
大変光栄です。愛されているのは、とてもうれしいです。
Yogiboが店舗出店しているショッピングモールで家族連れが通りかかった際にまっすぐ進んでいるけど、子どもたちが自然とYogiboに飛び込むというシーンはよく見られます。
「座り方」を伝えがちなのですが、Yogiboの使い方は人それぞれです。軽いし、痛くもないし、安全ですので、大人では発想できない使い方をしてくれるのは非常に参考になります。
Yogiboは椅子でもソファーでも座布団でもなく、一見するとどうやって使うんだろうと悩む方もいらっしゃると思います。だからこそ、刺激を受け、感性がうまれるという側面もあると思います。
Yogiboが「自由な商品」ということを体現しているのは子どもたちなので、
一風変わった使い方をしてくれるのは理想的ですし、大変ありがたいです。
Q:他にも「こんな使い方もできるよ!」という事例があれば教えてください!
アメリカで普及してる「センサリールーム」というものがあります。
「センサリールーム」とは、聴覚・視覚など感覚過敏の症状がある人やその家族が安心して過ごせる部屋のことです。
騒がしい空間が苦手な人が心休まる場所を野球場やバスケットボールの会場などに設置することで、より多くの方がスポーツを楽しめるような取り組みで、そこにYogiboを置いています。
他にも社会課題の解決に向けて、色んな取り組みをしています。
障がい者で結成されているプロeスポーツチームには競技をしやすいようにPCを置けるTraybo2.0を活用してもらっていますし、U字型のヨギボーサポートは車いすの生活で、ずっと同じ姿勢で猫背に悩んでいる方の姿勢をサポートするために活用されていたりもします。
あと、Yogiboは立ちにくかったり、起きにくいものです。それを活かして足踏み、スクワットをするトレーニングも行えます。不安定さを利用して筋肉バランスをつくるんです。10分使うだけで、汗だくになりますよ。
Q:今後についてはどのようにお考えですか?
「学校にYogiboを入れて終わり。単なる社会貢献」で終わらず、持続可能な社会に向けて、学校も地域も会社も、みんなで一緒に社会課題の解決に向けて協力体制を作っていけたらと思っています。