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プロジェクトの裏側

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学校で取り組んだプロジェクトの結果だけでなく、背景やプロセス、先生の想いや子どもたちのリアルな感想を動画や写真、テキストなど色々な形で伝えていきます!
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記事一覧

R5キャリア教育クライマーレポート〜先生たちの1年間の軌跡と変化〜

令和5年度、各学校からキャリア教育に関心のある教員が集まり、取組を共有しあうキャリア教育クライマー会議を実施しました。 学校や学年、小中学校の垣根を越えて、取組の課題を共有したり、ワークショップを行う中で繋がりが生まれ、クライマーの教員同士で自発的に新しい試みを行うような動きも見られました。 多彩な取組の中からいくつかをピックアップし、インタビュー冊子を作成しました。 ぜひ、ご一読ください。 ダウンロードはこちらから

「なんでかな?」「どうしてかな?」を問い続ける平和教育

令和5年度、生駒市内5校の小学校6年生に「問いを軸にした平和教育」を合同で行いました。簡単に答えや解決策を出せない分野だからこそ、「問い」から当事者意識を醸成し、自ら探求し、次の「問い」につなげていきます。すぐに答えを出そうとせず、でも諦めず、常に関心を持ち続けて「平和や争いに関して問い続けること」の大切さを考える授業を全3回実施しました。 オンラインのWEBアンケートやロイロノートを活用し、リアルタイムで問いを出し、それを振り返りながら深めていきました。 第一回 なぜ争い

総勢731人、171チームによる「新しい授業」の提案内容の振り返りと総括

今年度、大瀬中学校、光明中学校、上中学校の2年生、生駒中学校1年生、総勢731人・171チームにキャリア教育の取組として 「未来を生き抜く力を養うための新しい授業を提案せよ(※100万円で)」というプロジェクトを実施しました。 ※授業数の関係で上中学校は予算の設定を行っていません。 4人1チームになり、今の学校や授業に対して「問いを立て」「アイデアを出し」「企画に落とし」「プレゼンテーションを行い」「社会人からフィードバック」をもらう実践型の取組です。 ※授業の詳細は以下

児童全員が「これからの学びで大切だ」と回答した学び~プロジェクト学習で児童自らが主体的に作る学習発表イベント~

活動名 児童全員が「これからの学びで大切だ」と回答した学び ~プロジェクト学習で児童自らが主体的に作る学習発表イベント~ 目標・方針  令和5年度に生駒市立俵口小学校の目指す児童像として「児童が自ら学び続ける姿」を設定した。その目標を達成するために、3年生担任では、児童が自己決定する機会を多く持つことが重要であると考えた。自分が何を、どのような手段で、誰に伝えるかを決めて発表できるようになることをゴールに設定し、1学期からの取組を始めた。 活動内容  1学期から学習

内閣府主催「地方創生SDGs官民連携優良事例」に(株)ユニークのキャリア図鑑が選ばれました!

生駒市と株式会社ユニーク(本社:茨城県筑西市辻)が連携して開発したゲストティーチャーマッチングサイト「U-29 キャリア図鑑」が2023年度地方創生SDGs官民連携優良事例に選ばれました! 2023年度は計55件の応募があり、一般部門での優良事例に選出されました。 取組概要 今回受賞した「U-29 キャリア図鑑」は、学校教師がユニークな人生を歩む10〜20代の社会人・起業家などに対して登壇依頼ができるゲストティーチャーマッチングサイトです。 これまで学校教員には、 「

150年前からやってきた先生?!昔の暮らし(社会)×キャリア教育

3学期、真弓小学校と鹿ノ台小学校の3年生に社会「昔の暮らし」の授業を行いました。 昔をイメージしてもらいやすいように、袴を着て登場! 一般の女子が袴をはくようになったのは1871年(明治4年)からのことで、女学校の教師が最初といわれています。 子どもたちは教室に入ってくるなり「着物だ!!カッコいい!!」と興味津々。 「昔の小学校の女の先生は袴だったんだよ」と伝えると「なんで着物じゃなくて袴なの?」「いつから今の服になったの?」と子どもたちから質問がどんどん飛んできました。

試行錯誤の1年間!生駒南第二小学校6年生の児童と先生の「乙田の人形浄瑠璃」への熱い想いが叶えたものとは?

生駒市立生駒南第二小学校は令和3年度から、地域の魅力発信アプリ「にしょロボくん」の開発を通して、全校児童が探究活動を行っています。 今回はその取組の中で6年生の先生と子どもたちが試行錯誤しながら1年間行ってきた「乙田の人形浄瑠璃」のお話です。 その軌跡を先生の言葉とX(旧Twitter)を中心に振り返っていきます。 6年生の探究テーマは「地域の昔のこと」 4月は、担任として、子どもたちの意欲的な取り組み方を模索しました。 5月、社会科で歴史の学習が始まるにあたり、「

【小学3年生書写✖︎キャリア教育】125人の能力者たちの力を結集せよ!「チカラクエスト」

壱分小学校3年生125名は全員違う「チカラ」を持っています。 でも、いつも「チカラ」を持っているのが当たり前なので、なかなか自分ではその力に気がつくことができません。だから、今日、みんなと一緒に「チカラ」探しの冒険に出ましょう! というキャリア教育プランナーのかけ声で始まった今回の授業。 キャリア教育と書写を掛け算した新しい試み。 その名も「チカラクエスト」 自分だけのチカラを仲間と一緒に探し、書写し、共有していきます。 まずは自分の「チカラ」について個人で考えていきます

1年間、一緒にプロジェクトを進めて来た北海道と沖縄県の小学生と日本縦断文化祭を開催!

生駒北小学校4年生が総合的な学習の取組として、それぞれが住む地域の特徴や文化を盛り込んだダンス、歌、クイズ、自慢をオンライン上で披露する「日本縦断文化祭」を開催します。これは各学校で4つのチーム(歌・ダンス・クイズ・自慢)に分かれ、学校や学年を超えたグループを作り、オンラインで準備を進めてきたプロジェクトの最終発表会として実施するものです。 1年間の取り組みを1分動画にまとめました。 プロジェクトの概要いずれも単学級である北海道の中富良野町立中富良野小学校4年生、千歳市立

廃棄本の再生プロジェクトin光明中学校2年生「もう一度人が手に取り、読みたくなるようにしてください」

本の価値はどんなに時代を経ようが変わりません。 どの本も大切な財産です。 しかし、情報が古くなったり、汚れたりして、図書館での役目を終えた本については、一定基準で廃棄することになっています。 約4ヶ月に渡って図書室に並べ、希望者に持ち帰ってもらった後に残った刊行後10年以上経過した本たち。 廃棄される前に、この本を活用して何かできないだろうか?と考えました。 そこで生まれたのが 廃棄本の再生プロジェクトin光明中学校2年生ランダムに配られた本を冬休みに読み込み、「誰に何を

あの「にしょロボくん」がついに!動いて、光って、話しかけてくれるリアルロボットになった!!

大谷翔平選手からのグローブをお披露目した日、生駒南第二小学校ではもう一つ、子どもたちが歓喜するお披露目があった。 それがリアル「にしょロボくん」である。 「にしょロボくん」とは2021年度から生駒南第二小学校で取り組んでいるプロジェクトで、1年生から6年生までが縦割りのチームになり、地域のお店、団体、ボランティアの方とタッグを組んで魅力を収集し、それをタブレットでデータ化し、誰でも検索できるアプリにしている。そのアプリの名前が「にしょロボくん」である。 当初は奈良先端科学

中学3年生が大人にアドバイス!「リバースメンタリングfor school」

12月6日、中学3年生が6人の大学生や社会人の悩みを聴き、アドバイスを行う授業「リバースメンタリングfor school」を実施しました。授業では「リバースメンタリング※」という企業が行う人材育成・指導法を学校向けに本市が独自にアレンジしたものを使用。キャリア教育の授業では多くの場合、大人が中学生の相談や質問を聴き、アドバイスを行いますが、今回はその立場を「リバース(逆転)」させ、中学生が大人の相談を聴き、アドバイスを行いました。  人は他人に対してはポジティブなアドバイス

再生

【動画のみ】未来を生き抜く力を養うための新しい授業を予算100万円で提案せよ!

11月9日(木曜日)・10日(金曜日)、2日間かけて光明中学校と大瀬中学校が合同でオンライン職業体験「未来を生き抜く力を養うための新しい授業を予算100万円で提案せよ!」に挑みました。 今回のプロジェクトは、中学2年生の生徒たちが未来を想像し、現状の授業に対して自ら課題を発見し、解決策を考え、提案書を作り、プレゼンテーションを行います。このプロセスを通して社会を変革し、未来を作り上げていくために必要な「新たな価値を創造する力」「対立やジレンマを克服する力」「責任ある行動をとる力」(OECD EDUCATION2030が定義)を養うことを目的としています。事前授業では「なぜ授業中は発言がしにくいのか?」「なぜチャイムはキーンコーンカーンコーンなのか?」「古い授業ってなに?!新しい授業は必要なのか?」「授業をしない授業をするとどうなるのか?」など様々な視点から生徒たちが新しい授業への問いを立ててきました。 授業の詳細は生駒市教育委員会公式noteより https://ikomacity-edu.note.jp/n/nc8783d557b7c

未来を生き抜く力を養うための新しい授業を予算100万円で提案せよ!

プロジェクトの概要11月9日(木曜日)・10日(金曜日)、2日間かけて光明中学校と大瀬中学校が合同でオンライン職業体験「未来を生き抜く力を養うための新しい授業を予算100万円で提案せよ!」に挑みました。 今回のプロジェクトは、中学2年生の生徒たちが未来を想像し、現状の授業に対して自ら課題を発見し、解決策を考え、提案書を作り、プレゼンテーションを行います。このプロセスを通して社会を変革し、未来を作り上げていくために必要な「新たな価値を創造する力」「対立やジレンマを克服する力」